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取引先・お客様へのお礼メールはかならず送るべし!
取引先・お客様への感謝を綴ったお礼のメールは必ず送るようにしましょう。
取引先やお客様に対して、御礼・感謝を示すビジネスメールは送りすぎて悪い事は一つもありません取引先・お客様と、お会いした後にはお礼・感謝を伝えるビジネスメールを送る習慣をつけると良いでしょう。
ビジネスメールの基本的な書き方
では、まずはビジネスメールの基本的な書き方から押さえておきましょう。
ビジネスメールやや目上の方に送るメールは、さまざまなマナーやルールがあります。
メールは相手が一読すれば内容がわかるように書く
人によっては1日に何十通、何百通ものビジネスメールに目を通すもの。そのため、ビジネスメールは相手が一度読めば内容がわかるように書きましょう。
ビジネスだからと漢字を多用したり、丁寧すぎる文章にしすぎてしまうと、読みにくいメールになってしまい内容が理解しにくくなります。 漢字とひらがなのバランスを調整する、一文は50文字以内で区切る、テキストは5行ほどでブロック分けするなど、相手の側にたった書き方をしましょう。
ビジネスメールはやりとりが短くなるように書く
ビジネスメールのやり取りは短ければ短いほどよく、自分が送るのであれば「自分→相手からの返信→自分」の3通で終わるのがベストです。
そのため相手が知りたいであろう情報や、案件の詳細、会議やミーティングの候補日などは、相手が返信で問い合わさせないよう、先に書いておくのがマナーです。
メールの内容が理解しやすくなる文章の流れ
ビジネスメールは「宛名→自己紹介→用件→用件の詳細→締めの挨拶→署名」の順番で書くと相手に理解されやすくなります。とくに件名と用件は大事なので、打ち合わせのお礼のメールや来社・来訪の御礼、こちらの訪問後の御礼メールなど、シンプルに書くようにしましょう。
お礼メールの文例:取引先・お客様と打ち合わせ後
御礼・お礼のメールは、感謝の気持ちを伝えるためのものです。感謝の気持ちを伝えるには、相手に送信するタイミングが重要になります。
当日遅くとも翌日中には、打ち合わせのお礼をメールで送信するようにしましょう。また、お世話になった相手の厚情に対して、率直に感謝する気持ちをストレートに自分の言葉で伝えるようにしましょう。
取引先へ率直に感謝する気持ちをストレートに伝える文例
件名:「○○打ち合わせのお礼」
○○株式会社 営業部
○○○○様
いつも大変お世話になっております。
株式会社○○、営業部の○○です。
本日はお忙しいところ、お時間を割いていただき、ありがとうございました。
弊社の新商品「○○○○」について、○○様をはじめ、皆様から数々の有益なご提言をいただきましたことに厚くお礼を申し上げます。
これから御社のご要望に譲った形で、共同販促プロジェクトを推進いたします。
次回の打ち合わせでは、販促グッスに関してさらに詰めていきたいと考えています。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
お礼メールの文例:取引先・お客様へ営業訪問後
最初に、営業訪問後の御礼メールの最低限の目的は、「訪問させていただいたこと、時間を割いていただいたことへの御礼を伝える」ことです。もう一歩進んで、お客様に役立つメールとするためには、感謝の気持ちに加えて、「訪問時の面談で、お客様から宿題をもらい、その回答・報告をする」ようにしましょう。
取引先へ訪問・時間を割いていただいたことへのお礼のメール文例
●●様(お客様の名前)
いつもお世話になっております。
A社○○でございます。
本日はご多忙の折、面談の機会をいただき、誠にありがとうございました。
面談の場で頂きました宿題について、下記の通りご報告申し上げます。
※ (以下、宿題の内容を記載)
今後、●●様のお仕事に役立つ情報がありましたら、ご提供させていただきたいと存じます。 私の方でお力になれることがありましたら、ご遠慮なくいつでもご連絡くださいませ。
何卒よろしくお願い申し上げます。
お礼メールの文例:接待を受けた後
取引先から接待を受けた後のお礼のメール例文ですが、お客様やお取引先など、大切な人をもてなすことを接待と言います。先方のご厚意で実施いただいたとはいえ、開催してくれた事に対するお礼を述べる事もマナーとなります。
取引先・先方から接待を受けた後のお礼メール例文
件名 【○○(株)○○より】○月○日のお礼
本文
○○株式会社
○○部長
○○○○様
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
一昨日は大変ご馳走になり、ありがとうございました。
お互いに胸襟を開いて語り合う貴重な時間を下さった、
今回の粋なお取り計らいに心から感謝申し上げます。
次回はぜひ、当方にアレンジをさせてください。
今後とも変わらぬお引き立ての程、宜しくお願い申し上げます。
取急ぎお礼を申し上げたくお便りいたしました。
ありがとうございました。
お礼メールの文例:来社・来訪してもらった後
打ち合わせやなどで来社・来訪してもらったことへのお礼を伝えるビジネスメールの例文を見ていきましょう。
打ち合わせなど、仕事で必要なことであっても、相手に労力をかけた事には変わりありませんので、しっかり感謝の気持ちを伝えるのがビジネスメールでは大事です。
自社に来社・来訪してもらった際のビジネスメール文例
件名:本日はご足労をおかけしました。
株式会社○○
営業部 ○○ ○○様
平素より、大変お世話になっております。
株式会社○○、企画営業部の××です。
本日はお忙しい中、ご足労くださり
誠にありがとうございました。
先ほどの打ち合わせの関連資料を
添付にてお送りいたしますのでご確認ください。
次回は、来月上旬を目処に、御社にて、
打ち合わせにお伺いできればと考えております。
お忙しいところ恐れ入りますが引き続きご対応のほど
よろしくお願いいたします。
署名
お礼メールの文例:取引先へ退職の挨拶とこれまでの感謝を伝える場合
取引先・先方へ退職の挨拶の際に送るメール文例についてもおさえておきましょう。
退職の挨拶をする時には本来、直接お伺い、電話、といった手段を選ぶのが適切ですが、もしも難しい場合にはメールテンプレートをご活用ください。
取引先・先方へ退職後のお礼メール文例
株式会社●●
●●●●様
お世話になっております。
株式会社●● ◎◎部の○○です。
このたび、一身上の都合により
○月○日(○曜日)をもちまして退職することになりました。
在職中はひとかたならぬお世話になり、
誠にありがとうございました。
本来であれば、伺ってご挨拶すべきところですが
急なご連絡となり大変失礼いたしました。
後任は、以前、ご挨拶させていただいた
○○にて対応させていただきます。
末筆ではございますが、
皆さまのご健康、ご活躍を心からお祈り申し上げます。
今後とも変わらぬお引き立てをお願いいたします。
謝罪メールの文例:取引先からのクレームを受けた場合
クレーム対応の際に活用できるビジネスメールです。種類は色々ありますが、今回は製品欠陥などこちらに落ち度があった際のクレームメールの例文です。
取引先・先方からクレームを受けた際の謝罪メールはお礼から
件名:製品不具合に関する返答予定の件
[○○]様
平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
[自社名]の[氏名]と申します。
この度は弊社へご連絡いただきまして、また、[製品名]をご利用いただき誠にありがとうございます。
さて、[○○]様には弊社製品の不具合により大変ご不便をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます。
本件につきましては、現在品質管理部にて至急対応検討の上、ご回答させて頂きますので、少々お時間を頂戴できれば幸甚です。
[○○]には、たいへんお忙しい中とは存じますが、一両日のお時間を賜りますよう、お願い申し上げます。
尚、本件のご回答につきましては、品質管理部の担当者より[お客さま名]様へ直接ご連絡させていただく場合がございます。予めご承知おきくださいますようお願い申し上げます。
この度は、誠に申し訳ございませんでした。今後とも弊社をお引き立ていただけますようお願い申し上げます。
お礼メールなどビジネスメールは文例を参考に早めにおくることを心がけよう!
いかがでしたでしょうか。
今回は、ビジネスメールで使いたい取引先への打ち合わせのお礼などの文例・例文を紹介しましたが、 このビジネスシーンでは御礼、来訪、訪問、会議、感謝など様々シーンでメールを使いわける必要があります。
その中でお礼メールは送っておくだけでも意味のあるものですので、どんなに忙しくても必ずお送りする様にしましょうね。
各画面別のお礼のメールをおさえておき、しっかりしたビジネスメールを作りたいですね!