フラスタを初めて注文したので、その流れを纏めてみた

お久しぶりです。あっという間に2月だ…というか2月が終わる…

ちょっと前に推し宛てではないけどこの間頼まれてフラワースタンド、いわゆるフラスタ作りました。

友達が「死ぬほど忙しいけど絶対絶対推しに花贈りたい」って言うので…(大変やな…)

それがなかなか手こずったのでメモしておく…

ちょっと長いので目次つけました。なんかバラバラで申し訳ない

ちなみに贈ったのは舞台公演ではなくイベント。でも自分は舞台の方がよく行くので舞台公演向けの注意とかも書いておきました。

派手な装飾も込みで頼んだので、舞台に限らずライブとかファンミとかにスタンド花を送るときの参考になれば幸いです。

お花屋さんどこにする問題

お花屋さんはお願いしてるところがあったので迷わずそこにしたけど、まずどこに頼めばいいのかが一番大変なのかもしれない…

■花屋選びのコツ

ネットで検索するとやたら出てくるので悩みますが、普通のお花(楽屋花や普通のお花、バルーンや特殊なパネルを飾らないやつ)なら大手のお花屋さんで大丈夫。

多分胡蝶蘭とか扱っててギフトのイメージ画像がホームページとかに載ってるとこならやってくれる気がする。

バルーンやパネルつきのところは、過去の作品がサイトに載ってたりするところが安心です。絶対過去の制作数が多いところがいいです。

あと地方公演の場合は花屋によってこんな場合があります。

1.大手チェーンは地元の支店の担当に繋いでくれる

2.大手でも支店がなく断られて、自分で地元の花屋を探して注文し直す

3.支店はないけど担当さんが地元の花屋を探してくれて注文までしてくれる

4.同じ花屋さんで作成して地方まで運ぶ

今回は3のパターンでした。

メリットとしてはやっぱり楽なのと、注文自体は1件なのでディスカウントとかもしてくれる。(花屋さんが更に別の花屋さんに注文してくれるので)

デメリットはデザインのイメージが伝言ゲームになるので、細かいデザインイメージを渡しておかないと公演ごとに結構残念な感じになっちゃうかも。そこは担当さんの腕次第です。

今回頼んだ担当さんは超優秀で、逆に地方公演の方がイメージぴったりすぎるという謎の現象が起きた。

4に関しては距離にもよるけどやっぱりお花に優しくないので、避けた方が無難。

■花屋選びのコツ、その理由

大手のお花屋さん、という理由はこれまでの経験の違いや連絡の取りやすさが大きな理由です。お花は安くないので、いざ会場に納品されたとき全然イメージと違うとかなりショックですよね…お花贈るくらいだから、自分でも気合い入れたい公演だろうし。

私が頼んだところも大手だったのでいつでも気軽に連絡を取れてレスポンスもめっちゃ早かったです。それでいて慣れていたのでちょっと迷ったりするところがあっても「前こういうの作ったんですけど…」っていくつかサンプルを見せてくれたりした。初めてでも「じゃあこの部分はこっちのこれで…」みたいにできたのがとても楽でした。

花屋の友人に、昔推しの舞台に花贈りたい(スタンドじゃなくてちっちゃいやつ)と話したら、ギフトはやってるけど扱ってるお花の種類が少ない&配送先のエリアが決まってたのでできなかった。

生花はめっちゃ繊細で、作ってるとき、運んでるとき、飾るとき、それぞれちゃんと処理しないとすぐダメになっちゃうそう。

舞台だと公演期間が1~2週間とかザラなんで、推しがブログに御礼の言葉とともに載せてくれた自分のフラスタ写真の花が枯れてたりしてたら地獄

まずお花屋さんに連絡した

(当たり前体操)

フラスタ作るのが初めてだったのでかなり早めにお花屋さんに連絡しました。

というのも前述の友達がシーズンによっては帰れないほど忙しかったりしてるのもあって、ビビって公演の2ヶ月半前に連絡した。

ちなみにお花屋さんが落ち着いてるのは1月の正月が終わってから卒業入学シーズンを迎える3月までの間らしい。(2月になるといつも旅行しようって連絡が来る)

ということでまずフラスタ作りたいことをお花屋さんに連絡しました。

■お花屋さんが知りたいこと

・公演期間、および搬入と搬出の日にち

・フラスタの台数

・予算感

・お花のイメージ

これを伝えればとりあえずOK!!慣れてるお花屋さんならどうにかしてくれる!!

台数に関しては普通1台、でも今回は地方公演にも贈りたいってことだったので事前に台数を伝えることでちょっぴりディスカウントしてくれました。お花以外の装飾が使いまわせるので。

予算を伝えれば送料とか全部込みで見積もってくれます。

お花のイメージに関しては、頼んできた友人がデザイナーなのでめちゃくちゃ細かいラフ画(もはやラフなのか…?)をお渡ししたこともあってスムーズでしたが、イラストに起こすのが苦手な人はやっぱり少し早めにお花屋さんに連絡した方がよさそう。その分お花屋さんとのやりとりが多くなってしまうので…

スケジュール組んだ

実際の流れはこんな感じ。

 2ヶ月半前…連絡した

2ヶ月前 …フラスタのデザインを送った

-この間にお花屋さんが考えてくれるー

1ヶ月前 …イベント側からフラスタについての注意事項がリリースされる

最終的なデザインの決定と見積もりをもらう

1週間前 …最終決定

まず連絡して、「2ヶ月前にはデザイン送ります」って言ったらめちゃくちゃ感謝された。1ヶ月前とかでもいいらしい。

今回はバルーンつけたりクオリティを重視したかったので調整期間を長めにとりました。デザイン・金額の最終確定は東京の公演で1週間前にはお願いします…とのことだったので、もしお花だけ送るのであれば連絡も2週間前とかで大丈夫な気がする。(でもできるだけ早くやろうね!)

ただ今回のように地方公演がある場合、お花屋さんが地元のお花屋さんに発注する時間も考えると、公演の1ヶ月前には注文を確定してほしいそう。

実際のやりとりと流れ

(あらかじめお知らせしておくと、今回は担当の方が超優秀で超マメで超優しくて超オタクの気持ちをわかってくれていたので必ずしも初心者でこんなに上手くいくとは限りません…)

■連絡方法

主に電話とメール。

進捗の確認や簡単な相談は電話で、具体的な指示や搬入のスケジュール・デザインの送付など大事なことはメールで。

私は気軽な仕事をしてるので電話連絡にしてもらいましたが、毎日忙しい頑張る社会人オタクはメールで、と事前に言っておいたほうがよいかも。

■全体の流れ

1.まずフラスタを作りたい思いを伝える

2.デザインを送る

前述した通りあらかじめ予算を伝えたけれども

やはりデザインによって金額が変わるため。

3.デザインについて細かい部分のやりとりをする

デザインの質問が結構くるので、バルーンの種類決めなどをする。

4.私がキンコーズに走る(後述します)

5.見積もりをもらう

6.お花屋さんが制作に入る

(今作ってますよ~!というだけの連絡がくる)

7.納品時に連絡と写真を送ってくれる

このタイミングで微調整をします。(あれば)

8.問題なければ納品、請求

お花屋さんによっては前払いのこともあり。

デザインはこんな感じで伝えよう

今回のデザインは生花、バルーン(普通に風船とデコレーションバルーン)、パネル(ボード)複数枚、小物、でした。

友人が送ってくれたデザイン画がマジで精密すぎて載せたいんですけど身バレしたくないので…(友人ごめん!勝手にこのブログを書いてるぞ!!)

伝えた方がいいのは下記です。

▼全体イメージ

全体の色、ボリューム感(盛るのかスマートにするのか)など

▼花のイメージ

花の種類の希望があれば指定してみるといいです。

花を細かくたくさん入れるのか、大ぶりのものを散らすのか、あとは全体の色と合わせて花の色なども細かく伝えた方がいいです。

▼バルーンのイメージ

色やサイズ、光沢感など。

Amazonとかでいっぱいあるので、自分で見てみてリンクを教えるのもいいかも。

▼パネル(ボード)の詳細

今回宛名とイラストをつけたので、友人はaiデータで送ってました。

お花屋さん的にはこのデータを印刷して乗っけるだけでいいのでありがたいけど、大体のお花屋さんは宛名くらいならデータ作成からやってくれます。(程度による)

▼小物

リボンやモチーフのグッズを乗せるなら、事前に送るのかお花屋さんに用意してもらうのかも決めておいたほうが良いかも。

ということでやはりざっくりでも下手でもイラストや写真のコラージュでもいいからあったほうがいい!

全体イメージに近しいフラスタの画像を見つけてきて、ここの色はこう、ここにバルーンを加えて、等指定していった方がお花屋さんもイメージがついていいです。

予算オーバーした

はい、予算オーバーしました。

ちなみに今回の予算は1台5万。富豪の遊びです。(友人や…)

同じようなデコレーションされたフラスタだと3万円が相場です。普通のお花だと1万5千円くらい。

複数作るためお花屋さんもディスカウントしてくれたのに。なんでや!そんなにかかるわけないやろ!!

と思いながら、「どこが一番コストなんですか?」と聞いたら「送ってもらったパネルのカットが特殊で、簡単なものなら自社で出力するんですけど外注することになりそうで…」とのこと。

それなら私の得意分野やで!ということで、前述した通りキンコーズに走りました。

その他にフラスタで一番のコストになるのは生花です。金額感の調整はお花の量でするのが一般的。

他に価格を抑えるコツとしては、パネルなどを自分で作ること、バルーンを自分で買ってお花屋さんに渡すこと…などありますが、それで安くなるかどうかは頼むお花屋さんによります。

自分で買う手間やお花屋さんに送る手間もかかるし受け付けてないところもあるかもしれません。

結局お花屋さんにお願いする分は1台4万円、パネル代で1万円、計5万円でおさまりました。

同じようにパネルだけ自分で作るときは、変なカットをしなければもっと安くなると思います!

パネルは自分で印刷した

キンコーズで「フリーカットパネル」というメニューの「白パネル(5mm厚)」でA3サイズをお願いしました。1点2,400円。

複数印刷したので、1会場あたり1万円になりました。予算内~(拍手)

一点オススメすることは、パネル印刷するとき、同人誌即売会のポスター作りとかでもそうだと思うんですけどラミネートの「マット」と「グロス」が選べます。

フラスタは「グロス」が絶対オススメ。バルーンは光沢が多いのでグロスの方が合わせやすいのと、お花の華やかさに埋もれないから。

注意点としてはグロスだと光を反射するので、写真で撮ると下手すると飛んじゃうこと。でもまあ写真に収めたり拡散されるの目的より、推しに見てもらうことが目的なのでやっぱりグロスが良いと思う。

印刷したパネルは、お花屋さんにお渡しして(送ろうと思ったけど近場に配達があるんで~って取りに来てくれた…どこまでも神)、無事納品されました。

キンコーズは店頭受け取りではなく後日納品だったこともあるので、急きょパネルを用意することになった経緯も踏まえてやっぱり早め早めの準備が肝心だな~と思いました…

お花屋さん、制作に入る

イベントの3週間前くらいになって、デザインの確定と、無事パネルやバルーン(これはお花屋さんが準備しててくれた)など必要なものが全て揃ったこともあり、あとはお花屋さんの出番。

このころイベント側からお花についてのリリースが出ましたのでそれもメールで共有。ちなみにこの日まで、「一般客からの花を受け取ってくれるかどうか」がわからなかったのでヒヤヒヤした。(最近の舞台公演だと関係者からのみ、という場合も多い)

そして注意事項を見たお花屋さん、「高さがやばいです…」 

注意事項に高さ制限があり、「最近のイベントは高さ制限がかなり厳しくて1センチでもオーバーすると納品できない。会場で手直しができないようなデザイン、もしくは手直しをしない業者に当たってしまうとそのまま納品できないこともある」と教えてもらい…

またしても急きょデザインを変更しました。 

といっても上の方のバルーンを削ったり下に持ってきたりその分生花を増やしてもらったり、お花屋さんに色々提案してもらって進めたのでそんなに時間はかかりませんでした。

その後もお花屋さんが実際に制作する過程で出てきた不具合などの調整で何回か連絡はきたけどほとんどお任せした。どこまでも優秀…

注意としては、お花屋さんはイベントのことなんて、ましてやオタクのことなんてわからないことがほとんどなので客観的に伝えることを意識しよう…

例えばキャラクターモチーフのフラスタを作るとき、「〇〇くんのパネルを~」とかキャラ名で指定するのではなく「何色の服を着たキャラを」とか伝えよう、当たり前だけど。

イベント当日キャラの立ち位置変わってたら悲しいし…

いよいよ納品、そしてイベント当日

納品日(イベント前日)には会場から生中継で最終調整の様子の電話が。

無事高さもクリアし、問題なく作れました~と改めて連絡ももらい、写真も送ってもらいました。

めっちゃ感動しました。

実は頼まれた身なのでこのイベントのこと全然知らなかったけど、1ヶ月以上かけて担当さんと一緒に作ってきたので感動もひとしお。

友達からもたくさん感謝されて、「周りからの評判もめっちゃよかった!」と言われたし、その後もエゴサしまくった。

イベントに行った人もたくさん写真をツイートしてくれていて、批判的な意見もなく(ちょっとビビってた)、かわいいお花~って褒めてくれて…とてもうれしかった。

もし今後推しが舞台以外のイベントに出たり、派手なフラスタを送るような機会があれば、また作りたいなーって思える素敵な経験でした。

ただお金はかなりかかるので、イベントとかだとフラスタ企画があったりするし、他人にお金を預けるのが怖かったり同担拒否の人は友達同士で作ってみても楽しいかも。

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