【フラワースタンドとは】
よくあるのはイラストパネル+お花で構成されるスタンドタイプのものです。
大きさは高さ180cmくらいのものが一般的
相場は1脚2万~3万円、装飾の有無やお花の種類により変動します。
【楽屋花とは】
楽屋や関係者用通路の廊下に設置されるタイプのもの、イラストパネルも付けられます
大きさは40cm×40cmくらいが一般的
相場は5000円~1万五千円
【出すにあたって必要なこと、もの】
・レギュレーション
まずはこれを確認、レギュレーションが出る前の企画は中止や変更になることもあるので注意。
また、みんなが一斉にフラスタを出すと会場によっては遠い場所や前後に重ねて設置される場合もありますので、会場が小さい場合は他の企画者と共同にするのも良いです。
・参加者
多くても50人くらいまでが良いと思います。個人でも出せます。一般的には参加者数で代金を割る形になりますが、足りない分は企画者が負担しましょう。一口1000円くらいを上限にすると良いです。
・イラストパネル
なくても良いですがあった方が豪華。自分で絵を描いてもよし、依頼してもよし。出資者名一覧だけでもよし。フラワースタンドならA3サイズ、楽屋花ならB5サイズがおすすめ。パネルイラストを作成したらPSD形式などで保存してキンコーズへもっていきましょう。お花屋さんに出力も依頼できますが、どのような形で出力されるかはちゃんと確認した方が良いです。
・お花屋
だいたいどんなお花屋さんでもフラワースタンドはやっていることが多いですが、やはり慣れているとこに依頼するのがおすすめです。知っている限りでもオタクイベント向けのフラスタを取り扱っているお店は3~4件あるので詳しい人に聞いてみましょう。できれば、直接お店に伺える方が良いですが、メール・電話やりとりだけでも出せるので地方勢の方でも企画自体は気軽に行って良いと思います。
【出すまでの流れ】
1.レギュレーションの確認
まずはレギュレーションの確認を。レギュレーションを待たずに企画してもOKです。
2.お花屋さんの手配(1か月前くらい)
お花屋さんには受付できる件数の上限があります。まずはお花屋さんに「出したい」という旨だけは伝えておきましょう。企画して人数が集まってから連絡しても受け付けてもらえないことがあります。内容が煮詰まっていなくても、「フラワースタンドを出したい」だけでも受け付けてくれます。ここから先のやり取りはお店にもよりますが、基本メールになると思います。
3.企画(Twiplaが一般的)
これは他の企画を真似すればよいと思います。随時更新すると参加者も安心です。Twiplaであれば参加者にまとめてDMを送れる機能があるので便利です。企画時点でおおよそのイメージ(花の色、パネルの有無)とお金の回収方法を載せておくと良いです。
4.参加者の募集
人数を設定して、Twitterなどで宣伝を。身内だけでやる場合は不要です。
5.締切、回収額の設定
参加者締切はパネルに参加者名を載せるのであれば早めにしましょう。そうでなければ企画者の都合にあわせて。回収額は前述の通り人数で割るのが良いです。回収は銀行振り込み、イベント当日回収、Peatixの利用があります。
・銀行振り込み(メリット:確実・安全、デメリット:支払いに行くのが面倒・手数料)
・当日回収(メリット:顔を見て受け取れる・カードなどが無い学生も気軽、デメリット:地方勢やイベント非参加者はは難しい)
・Peatix(メリット:スマホ一つで出来るので簡単、デメリット:手数料で3%持っていかれる)
ぼくはPeatixが簡単なのでよく使っています。
6.イラストパネルの出力、持ち込み(1週間前くらい)
キンコーズがおすすめです。パネルの材質にもよりますが、データ持ち込み→完成までに5時間くらいです。ので、最悪花屋からの持ち込み締切の前日までにデータが完成していれば何とかなります。キンコーズから直接花屋に郵送してもらうこともできます。
7.お金の回収
回収期限は各々で決めてよいと思いますが、できればイベント当日までにした方が確実です。イベント後までに延ばすと忘れてしまう方もいます。
8.報告
完成したフラスタの写真などをTwiplaに載せたり参加者の方にDMすると良いです。現地参加できない方もいますし、今後出したい方の参考にもなります。
【その他】
・お花屋の選び方
基本的には人づてで教えてもらったお花屋さんであれば確実だと思いますが、それぞれ差はあります。配達範囲、装飾の豪華さ、お花の種類の多さ、値段、連絡相談の密さ、などなど。どこを重視するかで選ぶと良いと思います。
・お花の選び方
特別こだわりが無ければ、予算と色さえ伝えればいい感じに仕上げてくれます。ぼくはいつもお任せでやっています。お花を指定するのであれば時期によって値段や仕入れが可能かなどが違ってきますのでよく相談してください。
・パネル
パネルデータは普通にイラストを描いて、PSD等で出力して持っていくだけです。キンコーズでは「A3のパネルを作りたいんですけど」といえば伝わります。CMYKとかRGBとか、なんかそんな感じの出力時に色が若干変わるらしい問題は同人界隈の人のほうが詳しいと思うのでそちらに聞いてください。僕はRGBで作ったものをそのまま出してますが特に気になった事はありません。光沢、半光沢、マットなど種類はありますが半光沢がおすすめです。光沢などですと、ライトが反射して写真を撮った時にパネルが良く見えないことがあります。パネルそのものは、イベント終了後、お花屋さんから戻ってきます(手渡しか郵送かなどは相談)。楽屋花の場合は花屋による回収作業が無いので帰ってきません。
パネルに記載するのは一般的には「イベント名、出演を祝う言葉、演者名(+キャラクター名)、企画・出資者名」です。ここでの企画・出資者名ですが、全員の名前を記載しても良いですし、まとめても良いです(○○を応援する会、チーム○○、ラウンジ○○など)。企画・出資者名は、演者によっては個人情報に気を使って写真をブログ等に載せないこともありますので、もし演者が一緒に写っている写真をブログ等に載せて欲しい場合はまとめた名前のほうが無難かもしれません。
・お金について
基本的に、自分が全額出すくらいのつもりで行きましょう。正直パネル出力などもあるので企画者が赤字になることがほとんどです。収支をしっかり出した方が信頼感があるので、その後の企画も参加してもらいやすいかもしれません。僕は面倒なのでやってません。
とにかく大切なのは「企画立ち上げと同時に花屋に連絡すること」「期限を守ること」です。