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定年退職祝いのメッセージを作るにあたって抑えておくべき3つポイント
今回は定年退職祝いに贈る言葉・メッセージ・はなむけの言葉の作り方と文例についてみていきます。はじめに定年退職者への退職祝いのメッセージ・贈る言葉を作るポイントです。はなむけの言葉を作る際のポイントとはどのようなものでしょうか。定年退職は寂しい印象があります。でも、人生の再出発の機会であると考えれば、定年祝いは良い事と考えていいのではないでしょうか。
1.定年退職の祝いのメッセージには感謝の気持ちを込める
定年を迎える方へのメッセージ・贈る言葉・はなむけの言葉を書く際、相手との関係によって言葉を使い分けましょう!まずは上司に定年祝いをする場合から見ていきます。この際にはどのようなメッセージ・はなむけの言葉を送るのがふさわしいのでしょうか。仕事を教えてくれたり育ててくれたり、励ましてくれたりした上司であれば、その感謝の気持ちをメッセージに乗せて余さず伝えたいところですよね。
2.定年退職という人生の再出発を祝う内容にする
定年退職といっても、最近では、再就職をはじめ大学への再入学や趣味の研究、ボランティアなど精力的に活動を始める人が増えてきています。
また、定年退職を迎えたら「あれもしたい、これもしたい」と来るべき新しい人生に、胸をふくらませていた方も意外といるものです。定年退職を迎えたからといって老けこむには早いし、人生まだまだこれからです。
お世話になった大切なあの人の新しい人生の門出を心の底から「おめでとう」とお祝いしてあげましょう。はなむけの言葉とともに定年祝いをします。
3.経験者「具体的なエピソードも入れて感謝を伝えました」
お世話になった人が定年退職するにあたって、感謝を伝えるために「具体的なエピソード」を織り交ぜる方もいます。 実際に、10年以上お世話になった上司の定年退職を経験した方から、お話を伺ってみましょう。
経験者の声
単にお世話になったというだけではなく、その方との思い出やどういった影響を受けたのかというった具体的な話も入れると、相手に心からの感謝が伝わると思います。
例えば私は、「●●さんから頂いたアドバイスで大きな案件をまとめあげることができ、今でも私の中で教訓として生きています」といったように思いを伝えました。
実感として、自分にとってその方がどれくらい特別な存在だったのかを伝えることが出来たと思います。
相手も周りの人たちに影響を与えることが出来た、その会社に何かを残せた、という実感が掴めれば、より気持ちよく卒業することが出来るはずですし、退職した後も良好な関係を築くことが出来るでしょう。
実際、私もその上司とは今でもよく一緒に食事をしたりしています。
定年退職になる上司へ贈るメッセージの文例
定年退職になる上司に贈る感謝の気持ち・はなむけの言葉を伝えるメッセージの文例をまとめました。
文例から自分と上司の間柄でしっくりくるメッセージを選んで、自分なりの定年祝いの言葉を入れつつはなむけの言葉としてしたためます。定年退職との違いも把握しましょう。
上司へ贈る感謝のメッセージの文例
■本当に長い間お疲れ様でした。
今後は健康に留意され、第二の人生を大いに楽しんでください。
■長年のお勤めお疲れ様でした。第二の人生のスタートをお慶び申し上げます。
■この度は定年退職おめでとうございます。
今後のご活躍とご健勝をお祈り致します。
■定年退職おめでとうございます。
○○さんがいなくなるのはとても寂しいです。
たまには顔を見せに来てくださいね。どうぞお元気で!
■在職中は色々とお世話になりました。ありがとうございました。
■今まで本当にお世話になりました。今後ともよろしくお願いします。
■長い間、本当にお世話になりました。
本日つつがなくこの日を迎えられました事を心よりお慶び申し上げます。
■本当にお世話になりました。
今後の人生にご多幸がありますように、
祈りを込めてこのお花を贈らせて頂きます。ご退職おめでとうございます。
■これまでのご功労に敬意を表します。誠にお疲れさまでございました。
公私にわたり一方ならぬご厚情とご指導を賜りましたこと、
厚く御礼申し上げます。
今後、益々のご健勝と末永いご多幸を心よりお祈り申し上げます。
■永年にわたるご功績に心から敬意を表します。
これからのご健康とご活躍をお祈り致します。
■ご定年おめでとうございます。長年にわたりご指導頂き、感謝申し上げます。
これからは、趣味や旅行などでお楽しみいただいて、
これまで以上に元気で充実した日々をお過ごしください。
贈る言葉は退職者が同輩なら多少くだけてもOK!
退職する人が、これまで苦楽をともにしてきた同僚や先輩である場合、定年祝いとは違い、もっとくだけたメッセージ・贈る言葉・はなむけの言葉にしても構いません。その人との関係にもよりますが、むしろ砕けた方が親しみがわくケースも多々あります。親しみをこめてねぎらいのはなむけの言葉を選びたいですね。
退職の言葉には具体的なエピソードをまじえて前途を祝福
贈る言葉はともに仕事をしてくれた同僚への感謝をこめるのが一般的です。また、転職や独立などで新たなチャレンジをされる方へは叱咤激励や新しい挑戦を応援する気持ちを込めたメッセージ・贈る言葉にするとなお良しです。
具体的なエピソードを交えつつ退職される方のポジティブな面に触れたないようにしましょう。どんなに仲の良い相手でも、ネガティブな面に触れるのは避けてポジティブな贈る言葉・メッセージにするべきです。
■ともに仕事をしてくれた事に対する感謝を述べる
■叱咤激励や新しい挑戦を応援する気持ちを込める
■担当されていた業務の意義や仕事上、関わった時のエピソードを加える
仲の良かった同僚や先輩へ贈るメッセージの文例
ここでは、定年退職する人へのメッセージ以外の仲の良かった同僚や先輩に贈るメッセージの文例をまとめました。
多少かための文章を集めていますので、下記の文例の内容を自分なりに解釈し、言い換えて贈る言葉として使うようにしましょう。
同僚・先輩へ贈る感謝のメッセージの文例
■○○な○○さんであればきっと新しい職場でも成功されるでしょう。
新天地でのご活躍をお祈りしております。
■○○の業務をしていただいたおかげで私たち○○は大変助かりました。
○○さんのサポートがあったおかげで、
私たちはスムーズに仕事をすることができました。
■あまりお仕事でご一緒する機会はありませんでしたが、
○○の際は正確でスピーディに対応していただき
大変優秀な方だと印象が残っております。
■◯◯さん。お世話になりました。
お別れするのはとても寂しいのですが、人生におけるステップアップを目指しての決断を、心から敬意を表します。
ぜひご自身の夢を実現されますようお祈りします。今までありがとうございました。
■◯◯さん。長い間お世話になりました。
長年のご功労に敬意を表し改めてお礼を申し上げます。
ぜひご自身の夢を実現されますようお祈りします。
今までありがとうございました。
退職祝いのメッセージを作る際の注意点
定年退職祝いのメッセージ・贈る言葉を作るポイントと文例、また仲が良かった同僚に対する退職のお祝いメッセージ・贈る言葉の作り方と文例をみてきました。それでは最後に退職祝いのメッセージ・贈る言葉を作る際の注意点をみていきます。はなむけの言葉を作る際の注意点を踏まえて定年退職する方を気持ちよく送り出しましょう。
定年退職者へ送る言葉はポジティブなメッセージに
退職者へ贈るお祝いメッセージ・贈る言葉・はなむけの言葉は必ずポジティブなメッセージにしましょう。退職者がいなくなって、寂しい気持ちはわかりますが、退職を負い目に感じてしまうようになってはいけません。はなむけの言葉から「よし!次も頑張ろう!」と定年祝いとしてポジティブになって送り出すようにしましょう。
お祝いメッセージのため忌み言葉などを避ける
まだ働きたい定年退職の方に「ゆっくりとお過ごし下さい」などのお祝いメッセージは気を悪くされるかもしれません。また定年退職の場合は、ご年配の方も多いので、はなむけの言葉に縁起の悪い意味や暗い言葉を連想させる忌み言葉は使わないようにしましょう。そして歳を強調し年寄り扱いするのも禁物です。
定年退職祝いに贈るメッセージは読んでポジティブになれるように
定年退職祝いに贈る言葉・メッセージの作り方と文例についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?転職する人が多い昨今、定年まで勤めを果たすのは素晴らしいです。
退職してしまうとしばらくは会う機会もなくなるかもしれませんので、是非悔いのないように、日ごろの感謝と尊敬の気持ちを持って、ここで紹介した文例を参考に、今後の前途を祝福するお祝いのメッセージ・贈る言葉を作りましょう。文例はあくまで参考程度に収めておいて、なるべくオリジナルのはなむけの言葉にするのが大事です。