2016年の米国でのコンサルティングファームランキングです。
今回1位となったのは昨年2位だった「マッキンゼー・アンド・カンパニー」でした。また昨年1位の「ベインアンドカンパニー」はランクを一つ落として2位。両者が入れ替わる形のランキングになった2016年ですが、他ファームについても少しランク変動がありました。
RANK | FIRM | SCORE |
---|---|---|
1 | マッキンゼー | 9.258 |
2 | ベイン アンド カンパニー | 9.222 |
3 | ボストンコンサルティンググループ | 8.991 |
4 | デロイトトーマツコンサルティング | 8.991 |
5 | プライスウォーターハウスクーパース | 7.77 |
6 | Oliver Wyman | 7.711 |
7 | The Brattle Group | 7.592 |
8 | Cornerstone Research | 7.547 |
9 | A.T.カーニー | 7.464 |
10 | The Bridgespan Group | 7.444 |
目次
第10位 The Bridgespan Group(ブリッジスパン グループ)
非営利組織に特化したコンサルティングファーム。
2000年にベイン&カンパニーからインキュベーションでできた組織。
現在の活動はアメリカ本国(主にニューヨーク、ボストン、サンフランシスコ)で日本での活動はありません。
第9位 A.T. カーニー
1926年に米国シカゴで創立された経営コンサルティングファーム。
高度な専門性、目に見える成果の実現、顧客企業との密接な協働作業を最大の強みとし、全世界39カ国57の拠点に約3,000名のグローバルネットワークを擁している。
A.T. カーニーのコンサルティングは、その提供する価値がトップマネジメントに向けての戦略提案だけに止まらない点に特徴がある。
また、社内ではワークライフバランス含め、働く環境を見直す社内プロジェクトが実施され、コンサルタントの定着率が近年顕著に高まってきている。
第8位 Cornerstone Research(コーナーストーンリサーチ)
英米を基盤とする訟務コンサルティングファーム。
法律事務所と提携を結び、経済、電子通信、テクノロジー、生産、不動産などに関するアドバイス業務を展開している。また米スタンフォード法科大学院と共に、有価証券を所有する投資家向けの相談所「セキュリティー・クラス・アクション」も運営にも力を入れている。日本での活動はありません。
第7位 The Brattle Group(ブラトル グループ)
1990年の設立以来、事業基盤を米国、カナダ、英国、イタリア、スペイン、オーストラリアに置き、世界中の企業や政府などを対象に、経済や規制に関するコンサルティングを提供している。主に米国、EU、アジア太平洋圏の経済、エネルギー、訴訟問題が専門分野。
第6位 Oliver Wyman(オリバーワイマン)
1984年、ニューヨークに設立した経営コンサルティングファーム。
現在では世界有数の経営コンサルティング会社として、世界26カ国50都市余りに3700人のプロフェッショナルを擁している。
特に金融、リスク部門でのコンサルティングに定評があり、圧倒的な知識と経験を有している。
第5位 プライスウォーターハウスクーパース
国内最大規模のコンサルティングファーム。
グローバルに158ヶ国、180,000以上の人員を擁するPwCネットワークの一員。
M&Aや事業再生・再編の専門家であるディールアドバイザリー部門と経営戦略の策定から実行まで総合的に取組んでいる。
第4位 デロイトトーマツコンサルティング
日本におけるマネジメントコンサルティングのリーディングファームのひとつ。
Deloitte Touche Tohmatsu(世界140カ国に16万人以上のプロフェッショナルを抱える)のメンバーファームで、監査法人トーマツ(最大級の会計事務所)、DTC-FAS(財務アドバイザリー)とも連携し、あらゆるサービスラインで、かつ、クロスボーダー案件にも対応可能。外資系ファームと比較すると元々穏やかな社風で、人材を育成するという風土があると言われています。
第3位 ボストンコンサルティンググループ
1963年ブルース・ヘンダーソンや、後に初代日本支社代表も務めたジェイムズ・アベグレンらによって設立された、経営戦略コンサルティングファーム。
全世界に85オフィス、約9,700人のスタッフを擁する。東京オフィスは1966年にボストンに次ぐ2番目の拠点として設立され、名古屋オフィスは2003年に開設された。Google、IBM、フォードなど多数の有名企業をクライアントに持っている。
第2位 ベイン・アンド・カンパニー
1973年にビル・ベインによって設立された、経営コンサルティングファーム。
『フォーチュン』の「グローバル500」企業の3分の2が顧客。世界34か国、53オフィス、展開している。
海外オフィスとの連携が多く、海外プロジェクトへのアサインや海外オフィスへのトランスファー制度などが充実しており、比較的チャンスが多いファームである。プロボノ活動にも力を入れており、これまで多くのNPO・NGOなどの非営利団体に無償でコンサルティングを提供している。
第1位 マッキンゼー・アンド・カンパニー
1926年にシカゴ大学の経営学教授ジェームズ・O・マッキンゼーと彼の仲間達によって創設された経営コンサルティングファーム。
科学的かつ論理的な問題解決の方法論を、経営コンサルティングの世界で初めて明確な形で確立し、自他共に認めるトップファームとして有名。「世界トップ100企業の90%、全米最大手100企業の80%以上が顧客」といわれている。