転職面接や最終面接での「最後に質問があればどうぞ」という逆質問。実は、自分を売り込む最大のチャンスです!面接時の質問内容を知り、適切な回答例への対策を練りましょう。また、転職面接で聞かれることだけでなく、基本的なマナーや服装まで完全網羅の決定版です!
目次
- 1 注意点
- 2 面接序盤の質問の流れ
- 3 自己紹介に関する質問
- 4 前職の質問例
- 5 面接中盤の質問例
- 6 自己PRの質問例
- 7 ストレス耐性への質問
- 8 ポジティブな転職理由の作り方
- 9 企業研究を見られる質問例
- 10 面接終盤で聞かれる質問例
- 11 面接終盤で聞かれる質問例
- 12 20代への質問例
- 13 転職理由をポジティブに変換する方法
- 14 30代への質問例
- 15 40代への質問例
- 16 志望動機の質問例
- 17 逆質問の例
- 18 逆質問の例
- 19 NGな逆質問の例
- 20 ネガティブ要素の言い変え方
- 21 一般的な逆質問例集
- 22 前向きな逆質問例
- 23 自分を売り込む逆質問例
- 24 社風を知る逆質問
- 25 待遇面の逆質問
- 26 距離が縮んだ体験談
転職面接の質問には抑えるべきポイントが2つある
転職活動の最終段階である面接。ここまで頑張って履歴書や職務経歴書を作成し、書類審査を通過してきました。その努力を無駄にしないためにも、転職面接の攻略法を身に着けておきたいですよね。
実は、難しいと思われがちな転職面接にも、いくつか抑えるべきポイントがあるって知っていましたか?
面接官に自分を売り込む姿勢を持つ
転職の面接が就活面接と大きく違う点があります。それは、これまでの職務経歴まで見られているという点です。まっさらな状態から仕事を学んでいく新卒者ではなく、経験を積んだ社会人としての中途採用が行われる意味を理解しましょう。
つまり、「私のスキルが御社でこんな風に活かせますよ!」というアピールが必要という訳です。
受け身のやり取りでは面接官に悪印象
面接で一番やってはいけないのが、受け身すぎること。面接官の質問にただ答えるだけでは、自発的に行動できない人間だと思われてしまいますよ。自発的な発言することで、指示待ち人間ではないことをアピールしていきたいですね。
転職面接では質問に対してすべて結論ベースで答える
ビジネスに限らず、人と話すときはまず結論からといわれていますよね。それは転職の面接でも大事な要素です。
面接官側の視点に立って考えると、その意味が理解できるはずですよ。日々多くの転職希望者と面接をしている採用担当者は疲れ切っています。そんなときに、長々とした話しを聞かされたらどう思われるでしょう?
そのため、あくまでも前提から話すのではなく、最初に結論を述べてから話すようにしましょう。その方が相手にも伝わりやすくなりますよ。
分かりやすい表現を使う
面接では難しい表現や専門用語を使うのはなるべく避けましょう。業界人しか知らない用語を使っても、会話が成立しませんからね。「面接の場面ですら会話が成り立たないのに、入社後はどうなってしまうんだろう……」と不安を抱かれて終了です。
そのため、面接ではわかりやすい表現を意識して使うようにしましょうね。
話しを整理して道筋立てた説明を心がける
面接中の会話では、その内容をしっかりと整理してから話すクセをつけておきましょう。思い付きで話すと順番がめちゃくちゃになり、前提と結論がつながらなくなってしまいます。
注意点
発言は結論から入る
→
そのためにどんな努力をしたのかを述べる
→
①結果的に達成できてよかった
②失敗はしたものの、よい経験になった
上記のように、要点を整理してから道筋立てて話すだけでも、相手に伝わる言葉になります。
転職面接の質問で聞かれることを把握しておこう
転職面接へ臨むための基本を理解したところで、次は実際に質問される12のポイントを押さえておきましょう。事前によく聞かれる質問内容を把握しておくことで、急に話題を振られてもパニックになることを防げますよ。
転職面接の序盤で聞かれる質問例編
転職の面接には、どこの会社も大まかな流れがあります。序盤の流れを把握することで、先の話題に進んだことを自覚できるようにしておきたいですね。
面接序盤の質問の流れ
①自己紹介をしてください(人間性の確認)
②志望動機を教えてください(仕事への姿勢を確認)
③退職理由を教えてください(長く働けるかの確認)
④スキルの確認(強みの確認)
現在までの職務経歴を答える
自己紹介として、これまでの職務経歴を答えられるようにしておきましょう。基本は職務経歴書に書いた内容と同じで大丈夫です。しかし、文章と会話とでは伝わるニュアンスが異なるため、補足説明などをしながらハキハキと話しましょう。
当社を志望する理由を的確に
続いては志望動機です。これは就活時代と似ていますが、内容は異なります。社会人としての経験を踏まえたうえで、なぜ志望するのかを明確にしておかねばならないからです。
志望理由は入社への熱意や仕事に対する姿勢を見られる部分。抜かりないようにしておきましょうね。
前職の退職理由は慎重に答えよう
転職面接では退職理由も聞かれます。企業側としても、せっかく雇った人材にすぐに辞められたのでは大きな損失です。入社後のミスマッチを避けるためにも、退職理由は正直に答えましょう。
自己紹介に対する転職面接で聞かれる質問例集
面接序盤の質問について概要を把握できましたね。次は自己紹介での質問例を見ていきましょう。基本にして最初の印象に繋がる部分。緊張し過ぎて変な発言をしないためにも、自分の心の中に刻み込んでおきましょう。
これまでの経歴を簡潔にまとめる
自己紹介に関する質問
質問例1.まずは自己紹介をお願いします。
この質問ではプレゼンテーション能力だけでなく、時間の管理ができるかも図られていると思ってください。履歴書に書いた内容をわかりやすく整理して、きちんと順番立てて話すように心がけましょう。
自信をもって話そう
転職の面接は合否が決まる大切な場。どんな質問がきても自信をもって話すようにしましょう。緊張は誰でもするものです。その点は面接官も考慮してくれるため、緊張しつつもしっかりと意見を述べていくようにしてくださいね。
前職に関する転職面接で聞かれる質問例集
面接序盤では、前職での活躍についても質問されます。その質問例を集めてみました。
前職の質問例
質問例2.これまでの職務経歴を教えてください
質問例3.前職ではどのような仕事をしていましたか?
質問例4.前職での立ち位置を教えてください。
質問例5.前職では部下を持った経験はありますか?
質問例6.リーダー経験はありますか?
質問例7.前職で自発的に提案した案件などはありますか?
前職での成果を明確に伝える
前職での働き方を聞かれるのは、キャリアチェックが行われているからです。企業側は前職でのスキルをもとに、入社後の適性や活躍を判断する材料にします。仕事中のエピソードをもとに、どんな仕事が任せられるかを判断されているため、目指す企業に合わせて話し方を変えておくといいでしょう。
データなど数値を含めると強い
前職での仕事内容を伝えるには、出来事だけでは不十分です。そのため、売り上げやノルマの件数など、具体的な数値を出すようにしましょう。データは客観的な判断をするには最適な材料。面接官にもそのすごさを伝えやすくなりますよ。
マネジメント能力もアピールできる
質問の中には部下を持った経験や、リーダー経験があるかをチェックするものがありましたね。これは、マネジメント能力を測るための質問です。30代以上の転職では人間性やスキルだけでなく、部下を束ねる中堅社員としての能力が期待されています。
具体的な経験がある場合は、苦労話やそれを克服したエピソードなどと一緒に話すといいですよ。
あなたの入社後の活躍イメージを採用担当が持てるかが勝負
そもそも、なぜ面接が行われるのか?それは、書類の文面だけではわからない転職希望者の人間性を、採用担当者が把握したいと思っているからです。いくらきれいな文章を書く人でも、実際に話してみるとガサツな人だった、というギャップがないか確認するためなのです。
面接で自発的にアピールすべき理由は、入社後の活躍をイメージしてもらうためです。まだ働いていない自分の良さを分かってもらうためには、面接での態度や受け答えが重要になります。
中途採用は即戦力を求められるため
なぜ、そこまでして自分を売り込まなくてはならないのか?それは、中途採用の位置づけによる部分が大きいです。中途採用は一般的には新規事業による増員か、急な人手不足の穴埋めを目的にしています。そのため、新卒者とは違って、最初からある程度の経験者が求められるのです。
転職面接の中盤で聞かれる質問例集
続いては、面接も中盤に差し掛かったころにされる質問集を見ていきましょう。面接官とも慣れてきたころで気が緩みがちなこの瞬間も、無難に乗り切っていきましょう。
面接中盤の質問例
質問例8.自己PRをお願いします。 質問例9.あなたの長所と短所を教えてください
質問例10.人柄わかるエピソードはありますか?
質問例11.自分を文字に例えると何ですか?
質問例12.自分を動物に例えると何ですか?
質問例13.自分を物に例えると何ですか?
質問例14.尊敬する人はいますか?
質問例15.アルバイト経験はありますか?
質問例16.アルバイトでのリーダー経験はありますか?
質問例17.部活は何かしていましたか?
質問例18.部活でのリーダー経験はありますか?
質問例19.趣味を教えてください
質問例20.特技を教えてください
個人に関する質問がされやすくなる
面接中盤の質問では、個人を探られる質問が増えてきます。自分の強みと弱みなどの自己分析を済ませておきましょう。キャリアプランや入社後の展望についても質問されやすいため、事前に回答を用意しておくべきですね。
自己PRを含む転職面接で聞かれる質問例集
転職面接で定番の質問といえば、そう、自己PRです。面接官はこの質問から、あなたの仕事適性やキャリアチェックを行っています。話したエピソードの節々まで観察されていると思っておきましょう。
自己PRの質問例
質問例21.挫折を味わった経験はありますか?
質問例22.5年後の自分は何をしていると思いますか?
質問例23.10年後の自分は何をしていると思いますか?
質問例24.仕事で大切にしているものは?
質問例25.仕事をするうえで心がけていることは?
質問例26.仕事を効率化するためには何が必要だと思いますか?
質問例27.仕事で大変だったエピソードを教えてください
質問例28.仕事での成功事例を教えてください
質問例29・好きな仕事・嫌いな仕事はそれぞれどんな仕事ですか
質問例30・仕事仲間とはプライベートでも付き合うことはありますか
自分の長所をアピールしよう
自己PRでは仕事に対する姿勢もチェックポイントです。仕事への「思い」を実現するために、どのような「行動」をとったのか、そこが重視されます。そのため、自己PRはエピソード立てて話しつつも、自分の長所や強みをアピールするようにしたいですね。
転職面接では長所だけでなく短所も理解しておく
転職の面接では自分を売り込むために、ついついいいことばかり話がちに。しかし、長所を自慢するだけではいけません。先述の通り、採用担当者はあなたを採用しない理由も探っているからです。
ときには弱点を探るような意地悪な質問もされるでしょう。そんなときのためにも、短所まで把握しておく必要があります。ピンチはチャンスといわれるように、短所も言い換えれば長所になるもの。自分の性格や失敗談を例に出し、そこからどのように改善したかのエピソードを添えるだけでも、相手に与える印象は変わってきますよ。
ストレス耐性を見るための質問例集
転職面接時の質問で答えにくいものといえば、退職理由などのネガティブなもの。下手に答えると面接官の印象を悪くしてしまうのではないかと、不安になりますよね?
なぜこんな質問がされるかというと、ストレス耐性を見られているからです。
ストレス耐性への質問
質問例31.仕事できついと思ったことは?
質問例32.今までの職場に不満はありましたか?
質問例33.(不満)はどんな内容でしたか?
質問例34.退職理由を教えてください
質問例35.なぜ退職を決意したのか経緯を教えてください
質問例36.退職回数が多いのはなぜですか?
質問例37.なぜ転職するのか教えてください
質問例38・社内の人間関係でネックだったことはありましたか
質問例39・やりたくない仕事がやってきたときにあなたはどうしますか
質問例40・最初うまくいっていない人が職場でいたとして、その人とどう関係構築していきますか
転職回数の多さを質問されることも
転職理由を答えたとしても、さらに追い打ちをかけられることがあります。それは、「なぜ転職を繰り返しているのですか?」という質問。
これにはどう答えてよいものか、途方に暮れる人も多いでしょう。
面接官側の意図を読み解くならば、入社後のリスクが大きくないかをチェックするためのものです。また同じ理由で退職されれば採用者の責任にもなりかねません。
つまり、仕事を続けられるかというストレス耐性も見られているのです。転職理由を答えたとしても、さらに追い打ちをかけられることがあります。それは、「なぜ転職を繰り返しているのですか?」という質問。
これにはどう答えてよいものか、途方に暮れる人も多いでしょう。
一番つらかった経験にも前向きに答える
そのため、転職理由や退職理由はなるべく前向きなものに言い換えるのが必勝パターンです。転職理由は総じてネガティブなもの。それをポジティブに言い換えることも、社会人としてのスキルとみなされます。
ポジティブな転職理由の作り方
【不満点】
・上司と合わない
・給料が低すぎる
・残業が多すぎて疲れた
↓(正反対にして前向きな理由に)
・理想の上司の元で働きたい
・年収を上げたい
・週の半分は定時帰宅したい
↓(ポジティブな理由に優先度をつける)
年収が問題だった場合は、
「もっと責任のある仕事を任されたいから」
と、責任が増える=給料も上がるという構図にもっていく
質問に対して待遇や環境を転職理由にしない
退職理由と転職理由を述べるにあたって、注意すべき点があります。それは、給料や休みなどの待遇面や、人間関係などの環境を転職理由にすべきてはないということです。
不満を理由にするとマイナス要因に
転職活動をしているということは、必ず何かしらのマイナス要因が存在することは明らかです。何の不満もない人が職場を変える理由はありませんからね。
この点を素直に話しすぎると、面接官の不安要素を強める結果になってしまいます。
転職先への企業研究の度合いを見られる質問例集
中盤の質問では志望動機とは別に、志望度を測る質問がされる場合もあります。どれくらい熱意をもって企業研究をしているかなど、なぜその企業を目指すのか?を明確に答える必要がありますね。
企業研究を見られる質問例
質問例41.弊社の企業理念に対し、どう思われましたか?
質問例42.弊社の商品に対する感想を教えてください
質問例43.弊社の商品を購入されたことはありますか?
質問例44.弊社のサービスをご利用になった経験はありますか?
質問例45.弊社の商品で改善すべき点があるとしたら、どこですか?
質問例46.弊社のサービスで使いにくい点をあげてください。
質問例47.地方支社への転勤は大丈夫ですか?
質問例48.弊社の強みとは何だと思いますか?
質問例49.弊社の弱みは何だと思いますか?
質問例50.弊社が今後発展するためには、何が必要だと思いますか?
質問例51.弊社の競合他社を知っていますか?
質問例52.競合他社にはない、弊社の強みは何でしょう?
質問例53.競合他社の方が弊社よりも優れている点はありますか?
質問例54.あなたが仕事を通じて成し遂げたいことはなんですか
質問例55.今後のキャリアプランがあれば教えていただけますか
WEBなどを使って情報収集を怠らない
志望度を測る質問でも、そのほとんどは事前に調査すればわかるようなものばかり。不安になる必要はありませんよ。文明の利器であるインターネットを使って、企業情報を調べましょう。
ネットの情報には公式のもの以外だと信ぴょう性がない場合もあるため、書籍や関係者の話を聞く必要もありますね。企業説明会などへの参加も、実際の社員と話す機会が生まれるため、企業研究にはまたとない機会ですよ。一度に多くの企業と出会える点でも優れています。
競合他社の情報も調べておく
企業研究を志望先だけで終わらせてはいけません。必ず同じ業界の企業についても調べておきましょう。競合他社の強みと弱みを把握することで、志望先の企業の独自性見えてきますからね。
業界全体が抱える課題や今後の展望についても、調べておくといいでしょう。
その企業の優位性や独自性は特に重要
企業研究では事業規模や売上はもちろんのこと、その会社だけの強みも知っておく必要があります。でなければ、「なぜ弊社でなければいけないのですか?」という質問に答えられなくなりますからね。
業界の中でもこんなにすごい技術を持っている、独自のシステムを運用しているなど、特徴を捉えておきましょう。質問にも即座に答えやすくなりますよ。
御社で〇〇したい!と明確に
中途採用してもらうためにも、入社後の活躍イメージも明確にしておかねばなりません。自分のスキルをどのように活かしていくのかを、面接官に伝わるように答える必要があります。ただ、「がんばりたいです!」ではいけませんよ。
転職面接の終盤で聞かれる質問例集
転職の面接も終盤にさしかかると、より深い部分を探る質問がされるようになります。企業側があなたの発言で興味を持った部分に対し、深堀をしてくるからです。
自分をアピールできる絶好のチャンスなので、正々堂々と話すようにしましょう。ただし、余計なことまで言い過ぎて墓穴を掘らないようにしてくださいね。
面接終盤で聞かれる質問例
質問例56.質問例友人グループ内での立ち位置は?
質問例57.周囲からはどのような人物だといわれますか?
質問例58.企業を選ぶ基準はどこにおいていますか?
質問例59.現在の年収はおいくらですか?
質問例60.弊社ではどのくらいの年収を希望されますか?
質問例61.なぜ未経験職種に応募したのですか?
質問例62.今まで色々な仕事を経験されていますね、その理由は?
質問例63.(退職理由)ブランク期間は何をしていましたか?
質問例64.弊社の仕事の進め方に合わせられますか?
質問例65.仕事上のポリシーなどあれば教えてください
質問例66.勤務地の希望はありますか?
質問例67.弊社は第一志望ですか?
質問例68.では、弊社の志望順位はどれくらいですか?
質問例69.他に面接を受けている企業がありますか?
質問例70.内定をもらっている企業はありますか?
質問例71.内定後はいつから働けますか?
質問例72.結婚後も続けられますか?
質問例73.出産後も続けられますか?
質問例74.周囲やご家族はこの転職に賛成ですか?
質問例75.残業は大丈夫ですか?
質問例76.休日出勤の可能性がありますが、大丈夫ですか?
他に受けている企業について質問されることも
終盤では入社の意志を確認する質問も多くなってきます。その代表が、他社の選考状況です。なぜこの質問があるかとうと、他に受けている企業に一貫性があるかをチェックするためです。
食品業界の企業の面接を受けているのに、他の志望企業が製造業やIT系などバラツキがった場合、手当たり次第に応募している感じは否めませんからね。逆に「御社だけでございます」などと、下手なアピールも避けるべきです。1社しか受けない場合もリスクを考えない人だと受け取られかねませんよ。
そのため、この質問には正直に答えましょう。「ほかの企業の選考も最終面接まで進んでいます」と、事実を述べてくださいね。その方が好印象です。
希望の年収など待遇面を聞かれることもある
給与面の質問はデリケートなもの。前職の給与額を聞かれた場合は、正直に答えましょう。そして、どれくらいの年収を希望するかという質問には、基本的に「御社の規定に従います」と答えるべきです。
よほど自分のスキルや実績が輝かしいものでない限りは、謙虚にふるまうべきでしょう。採取的な給与額は職務経歴や面接での印象、年齢などをもとに決められるからです。ひとまずは、それに従うという意志を伝えるだけで大丈夫ですよ。
ありがちだけど答えにくい転職面接での質問例集
面接終盤で聞かれる質問例
質問例77.最近のニュースで興味を持ったものは何ですか?
質問例78.ハードな仕事だけど、頑張れますか?
質問例79.正社員としての責任を負う覚悟はありますか?
質問例90.職場に馴染めそうですか?
質問例91.不採用の場合でも大丈夫でしょうか?
質問例92.他の部署での採用になる可能性があります
質問例93.なんで「今」転職するに至ったのですか?
質問例94.好きな仕事・嫌いな仕事はそれぞれどんな仕事ですか
質問例95.最初うまくいっていない人が職場でいたとして、その人とどう関係構築していきますか?
質問例96.やりたくない仕事がやってきたときにあなたはどうしますか?
ニュースや時事問題を細かくチェック
普段は新聞を全く読まないという人でも、面接前の1週間はネット版でも構わないので目を通しておきましょう。それは、面接で時事ネタが質問されやすいからです。
「気になったニュースは何ですか?」という質問は、シンプルなようで案外難しいもの。
芸能系のネタよりも、社会や経済の話題を出した方が話も膨らませやすいですよ。
理想は、志望する企業が属する業界のニュースです。
面接までに自分なりの回答を用意しておく
ありがちだけど答えにくい質問に関しては、明確な答えがない場合もあります。
「職場に馴染めそうですか?」などと聞かれても、そんなのは入ってみないとわかりませんからね。そのため、こんな質問もされるかも、という予測を立てておきましょう。面接までに自分なりの回答を用意しておけば、スムーズに答えられるはずです。
ただし、トリッキーな質問が多いため、回答を固定するのは避けた方がいいですね。なるべく幅を持たせた答えを用意しておきましょう。
20代の転職面接で聞かれる質問例集
続いては、年齢別の質問例集です。まずは若さあふれる20代から。近年では第二新卒など、若手の転職にも社会が寛容になっています。そのため、20代のフレッシュさを武器に、面接に挑んでいきましょう。
20代への質問例
質問例97.新卒で就職した企業は第一志望でしたか?
質問例98.あなたにとって、仕事とは?
質問例99.仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?
質問例100.前の会社ではどれくらいの裁量を与えられていましたか?
質問例101.自分から提案したことはありましたか?
質問例102.退職後は何をしていましたか?
質問例103.弊社では2社目としてどんな仕事をしたいと考えていますか?
質問例104.ビジネスマナーは身に付いていますか?
質問例105.電話対応はできますか?
質問例106.営業の経験はどのくらいですか?
質問例107.PCのスキルを教えてください
質問例108.最初の会社を退職した理由は何ですか?
退職理由を前向きなものに
20代の転職では、必ず退職理由についての深堀がされます。「なぜ最初に就職した会社を数年で辞めてしまったのか?」「なぜ20代で転職を繰り返しているのか?」
これらの質問に対しては、転職のセオリー通りポジティブな理由にしてしまいましょう。
転職理由をポジティブに変換する方法
- 質問例109.「残業が多い」→「プライベートで勉強する時間がない」
- 質問例110.「給料が低い」→「もっと責任ある仕事を任されたい」
- 質問例111.「クレーム対応がつらい」→「BtoCよりもBtoBの業務に携わりたい」
- 質問例112.「人間関係がつらい」→「成長できる環境を目指したい」
やる気と熱意をアピールしよう
一般的な企業側からは、20代の転職に対してそこまで高度なものを求められることはありません。むしろ、20代の若さと熱意を求めてられています。第二新卒の求人枠が増加しているのも、基本的なビジネスマナーを覚えており、他社の色に染まっていないことが理由です。
だからこそ、質問には前向きに答えながら全力でアピールしていきたいですね。
30代の転職面接で聞かれる質問例集
次は、中堅社員としての活躍が期待される30代です。30代の転職面接は20代の頃のように勢いだけでは通過できません。自分の立ち位置を理解し、投げかけられる質問に対しても真摯に答えられるようにしておきましょう。
30代への質問例
質問例113.マネジメント経験はありますか?
質問例114.マネジメントした人数を教えてください
質問例115.部下に対してどのように向かい合ってきましたか?
質問例116.お持ちのスキルを教えてください
質問例117.どのようなキャリアプランをお持ちですか?
質問例118.弊社ではどのようなポジションを担いたいですか?
質問例119.前職の業務内容とその成果を教えてください
質問例120.弊社の業務において、どの分野で最も力を発揮できますか?
質問例121.未経験職種ですが、これまでの経験やマネジメント能力をどう活かしますか?
マネジメント経験に具体性を持たせる
30代の転職で重視されるようになるのが、マネジメント経験です。これは、即戦力かつ若手を指導できる人材としての30代像があるためです。そのため、企業側が求める能力を持っている点を、明確に答えていきましょう。
マネジメント経験を問う質問に対しては、具体的な数値を含めて説明すると効果的ですよ。部下の人数や与えた仕事の量、評価基準などを伝えるようにしましょう。そして、自分の指揮によって、前職でどのくらいの成果を上げたかまで伝えられるといいですね。
即戦力としてのアピールポイントを明確に
そして、即戦力として入社後すぐに働ける点も伝えておくべきです。30代になると、一から社員教育を施されることも少なくなります。そのため、これまでの経験や知識を活かし、新しい環境にもすぐに適応できることをアピールしていきましょう。
40代の転職面接で聞かれる質問例集
40代の転職となると、様々な困難が立ちふさがってきます。年齢にふさわしい活躍が求められるからです。また、企業側もそれなりの年収を払う必要があり、採用には慎重になってしまいます。ここでは、40代の転職面接で聞かれる質問を集めました。
40代への質問例
質問例122.これまでのマネジメント経験と年数を教えてください
質問例123.部下に対して気を付けている点を教えてください
質問例124.弊社の平均年齢は若いですが、会社の雰囲気に馴染めますか?
質問例125.パソコンのスキルを教えてください
質問例126.希望の年収はいくらくらいですか?
質問例127.前職よりも給与が下がる可能性がありますが、大丈夫ですか?
質問例128.年下の上司は大丈夫でした?
質問例129.残業が多くなりますが、体力的に大丈夫ですか?
マネジメント経験は最重要
40代になると、30代の頃以上にマネジメント能力が重視されるようになります。とくに、部下とどのように向かい合ってきたかは重要な項目です。入社後は管理職としての活躍も期待されるため、部下を指揮した経験があるならアピールしてきましょう。
面接もプレゼンだと思おう
40代の転職ではプレゼン力も重要です。プレゼンは職場で説明するだけではなく、自分を売り込むことにも使えます。自分が40代としてどれだけの経験を積み、今後はどのように活かしていくかをわかりやすく伝えられるようにしましょう。
場合によっては過去の栄光を捨てる
転職によってはこれまでとは大きく環境が変わります。40代にもなると環境の変化に適応するのが難しくなるのも事実。新しいことを始めるには、やや厳しい年齢であるからです。
そのため、場合によっては過去の実績を捨ててしまうことも必要かもしれません。基本的に転職では経験を活かすものですが、未経験の職種を目指す場合は別です。40代ながらも新人と同じように、新しい気構えで臨みたいという意志を伝えましょう。
転職面接では明確な志望動機を用意しておこう
転職を希望する先の企業に対する志望動機。これは新卒時の就活とはまた違った意味をもつことを理解しておきましょう。社会を知らないまっさらな新卒とは違い、社会人としての経験を踏まえた志望動機が必要になるからです。
志望動機の質問例
質問例130.弊社を志望する理由を教えてください
質問例131.なぜ他社ではなく弊社を選ばれたのでしょうか?
質問例132.あなたの経験を活かすなら弊社でなくてもいいのでは?
質問例133.弊社にジョインした後のキャリアプランはありますか?
志望動機に重要な4つのポイントを確認
企業側は志望動機から本気度や同じ方向性を持って働ける人材かを確認しています。そのため、志望動機における4つのポイントを確認しておきましょう。
ポイント①これまでの経験やスキルを活かしたい
(経験や能力には具体性を持たせましょう。応募企業の事業内容に合致しているとOKです)
ポイント②企業と自分の接点を明確にする
(社風や企業理念に共感した、理想の条件に近かったなど、どうしてその企業でなければならないかが伝わる同期にすべきです)
ポイント③つっ込まれても対応できる準備をしておく
(「他社でいいのでは?」という質問にも、「その通りだが自分はこう思う」という、確固たる信念を示せるようにしましょう)
ポイント④今後の活躍をイメージさせる
(入社後に活躍するのは当然として、自分のキャリアアップのためだけでなく、会社にも貢献できる点も意識しておきましょう)
転職の面接では逆質問が重要
面接の最後の最後に行われる逆質問。「では、最後に何か質問はりますか?」という面接官の問いには、必ず何か質問するようにしましょう。
単なる社交辞令のように思われがちですが、実は志望者の熱意を測る目的があったのです。
逆質問の例
質問例134.最後に、弊社への質問などはありますか?
採用への重要なカギを握っている
逆質問に対する内容を考えてきているかどうかも、重要な審査基準になります。ここで「とくにありません」と答えると、志望度が低く何も調べてきていない人、と思われてしまうでしょう。また、事業内容のどの部分に興味を持っているかも判断されるため、必ず質問すべきなのです。
意欲的な逆質問にしよう
逆質問は熱意のアピールとともに、企業の内情を知る機会でもあります。そのため、意欲的に質問をしていきたいですね。最初に「質問は3つあります」など、数を伝えておくことで面接官にも応えてもらいやすくなりますよ。
まずは、仕事内容に関する疑問をぶつけてみましょう。
逆質問の例
質問例135.「全体の会議はどのくらいのペースで行われていますか?」
質問例136.「1日当たり、どれくらいの案件を処理していますか?」
質問例137.「繁忙期はありますか?」
役員面接や最終面接でも緊張せずに聞くように
逆質問の内容を真剣に考えてきたとしても、面接当日に緊張して飛んでしまわないように注意しましょう。最終面接や役員面接の場でも、しっかりと質問を投げかけてください。大切なのは、やる気と熱意の静かなるアピールですからね。
転職の面接でNGな逆質問例集を確認しておく
転職面接の最後を飾る逆質問。ここで印象をよくしておきたいですが、下手な質問をすれば逆効果になります。ここでは、NGな逆質問例集を確認しておきましょう。
NGな逆質問の例
質問例138.はい、とくにありません!
質問例139.社長の名言を教えてください
質問例140.社長の車はレクサスですか?
質問例141.転勤ってありますか?
質問例142.残業はないですよね?
質問例143.御社の強みは何ですか?
質問例144.御社の企業理念を教えてください
質問例145.辞めたいと思ったことはありますか?
質問例146.1年間で何人辞めましたか?
質問例147.今後の戦略を教えてください
福利厚生や給与に対するストレートな質問は避ける
仕事をするうえで重要なのが、給料や休日などの労働条件。福利厚生や給与体系についてストレートに逆質問をするのは避けましょう。「条件ばかりに気にしていて、やる気がないのではないか?」という疑念を持たれかねませんからね。
待遇面の質問も順序を守ればOK
しかし、順番を守れば質問すること自体はOKですよ。まずは、仕事に関する前向きな質問をした後で、待遇面について確認するようにしてください。
コツは、後ろ向きな印象を持たれないように巧みに言い換えることです。
ネガティブ要素の言い変え方
「転勤はありますか?」
↓
「転勤があるとのことですが、どのくらいのペースで行われるのでしょうか?」
「残業は多いですか?」
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「繁忙期の残業時間は平均してどのくらいになりますか?」
「外に出る仕事はありますか?」
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「内勤の場合も外に出る機会はありますか?」
調べればわかる逆質問は避ける
そして、調べれば簡単に分かるような質問は避けましょう。「御社の企業理念は何ですか?」という質問は、きっと企業のHPに乗っているはずですからね。面接官からは、そんなことも調べていないのかと思われてしまいますよ。
返答に困る質問も避ける
面接官も人間です。そのため、答えにくい質問を投げかけることも避けましょう。
「社長の車の種類」とか、「辞めたいと思ったことがあるか」などの質問は、意図が不明なため悪い印象を与えかねません。
面接は会話のキャッチボール。自分から聞くときも言葉を選んでいきましょう。
「何もありません」だけは絶対にNO!
逆質問においてもっともまずいのは、何も質問しないことです。企業側からは「何も疑問に思うことがないのか?調べる意欲すらないのか」と思われてしまうでしょう。そのため、必ず質問を用意してきてください。
もし、面接の途中で疑問が解決した場合は、「十分にお聞きしましたので、とくにございません」と答えるようにしましょう。これだけでも、面接官に与える印象がグッと変わってきますよ。
転職面接での一般的な逆質問例集
では、実際に逆質問として使える例を紹介します。
一般的な逆質問例集
質問例149.「仕事の目標数値をお聞きしたいのですが、よろしいでしょうか?
制作職でも営業職のように数値の目標を持つことが大切だと考えます。
御社の場合は部署ごと、個人ごとに目標となる数値は設定されているのでしょうか?」
調べてもわからない点を具体的に質問しよう
逆質問では調べてもわからないことを聞くのが望ましいです。例文を解説すると、ノルマの確認とその具体的な数値に対し、非常に前向きな表現で質問していることが分かりますね。
転職面接で前向きな姿勢をアピールできる逆質問例集
採用担当者に前向きさをアピールできる逆質問の例です。
前向きな逆質問例
質問例150.「仕事をする上でもっとも大切にすべき事は何でしょうか?」
質問例151.「会社が成長していった理由をお教えください?」
質問例152.「今回の応募者に一番求めているのはどのような事でしょうか?」
質問例153.「現在のビジネスモデルに至る経緯を教えていただけますでしょうか?」
質問例154.「ライバル企業と差をつける施策として取り組んでいる事は何ですか?」
質問例155.「今回の面接にて、御社の一員として働きたい意思がより一層高まりました。そこで1点お伺いしたいのですが、御社に入社させていただいた場合に備え、今のうちから取り組んでおくべきことはありますか?
ぜひとも参考にさせていただきたいと思っています」
入社後の活躍をイメージできるものにする
入社までにすべきことを聞くことで、熱意を伝えられます。そして、入社後も積極的に自ら学ぶ姿勢の持ち主であると、印象付けられるでしょう。
転職面接で自分を売り込むための逆質問例集
自分を売り込む逆質問例
質問例156.「私の特技である□□は○○の分野で活かせると考えていますが、実際はどうでしょうか?」
質問例157.「○○のプロジェクトに参加させていただくことも可能でしょうか?」
質問例158.「成長していく上で必要になるスキルは何があるでしょうか?」
質問例159.「もし、私が御社で働けることになったとしたら、3年後にどの様なスキルを身につけておけば良いのでしょうか?」
人事部に即戦力だと思わせる狙いを持とう
自分のスキルをどのように活かせるのか、今後どのようなスキルを身に付けていくべきかを質問してみてください。それにより、人事部に将来性のある人物、即戦力になり得るメンバーだと思ってもらえるかもしれませんよ。
転職面接で社風を知るための逆質問例集
事前の調べではわかりにくい部分として、その企業の社風があります。公式HPには悪いことは書かれてはいませんからね。逆に、口コミサイトなどでは誇張した悪評が並んでいる場合もあります。真実を知るためにも、採用担当者に直接聞いてみるのがいいでしょう。
社風を知る逆質問
質問例160.私は○○のようなイメージを持っていましたが、実際はどうでしょうか?
質問例161.御社はチームプレーを重視する風通しのよい印象を受けましたが、間違いないでしょうか?
質問例162.前職では部下からも意見を出せていましたが、御社もそのような社風でしょうか?
企業風土が自分に合っているかを把握
社風を確認する意味は、自分と肌が合う企業かどうかを確認するためです。しかし、それをストレートに投げかけたのでは、採用担当者を不愉快にさせてしまいますよ。
とくに、「御社の社風は?」「どんな雰囲気ですか?」など、明言は避けつつも、例のようにさりげなく聞いてみましょう。
ミスマッチを避けられる可能性大
社風を事前に確認することによるメリットがあります。それは、入社後に予想と違っていたというミスマッチを避けられる点です。短期間に転職を繰り返すと職務経歴的にもよくありません。自分が納得した上で転職するためにも、事前に聞いておきましょう。
転職面接で労働環境や待遇をさりげなく聞く逆質問例集
福利厚生や労働時間などの待遇面は人事にとっても耳の痛い話題。なるべくオブラートに包んだ表現にして質問しましょう。
待遇面の逆質問
質問例163.「年間を通して繁忙期はありますか?その際の残業や休日出勤の頻度はどのくらいと考えておけばいいでしょう?前職では年末年始がそうであったもので。家族にも伝えて万全のサポート体制を整えたいと考えています」
質問例164.「私ごとで恐縮ですが、長年続けている市のボランティア活動がありまして、定期的に参加しています。その際には有給休暇を使用させていただいても大丈夫でしょうか?」
質問例165.「募集要項には試用期間がありましたが、正社員になるためにはどのくらいの期間が必要でしょうか?お答えいただける範囲で教えていただけると助かります」
質問例166.「女性の従業員が多く、子育てとの両立をされている方が多いと聞いております。私も子育てと仕事を両立しながら長く働かせていただきたいと考えています。産休や育休を取得されている方はどれくらいいらっしゃいますか?」
前職を引き合いに出すと違和感がない
繁忙期や給与額などを把握したい場合は、さりげなく前職を引き合いに出しましょう。それで違和感のない質問にすることができますよ。あくまでのストレートではなく、絡め手を使っていきましょう。
繁忙期から残業時間を逆算できる
「残業はどれくらいありますか?休日出勤はありますか?」これらの直接聞きにくい質問は、「繁忙期はいつですか?」という質問をすると聞きやすくなりますよ。
ロジックとしては、「忙しい時期はあるのか?」→「その時期は必然的に残業が増えますよね?」といった具合です。
会社が最も忙しい時期から残業時間がどれくらいかを逆算してイメージできますよ。
逆質問で面接官と一気に距離を縮めることができた体験談
逆質問の内容次第では、面接官を一緒に盛り上がることもできるでしょう。そうすれば、2人の距離も縮むはずです。それは目指す企業に少し近づいたことを意味しています。
距離が縮んだ体験談
「『御社に採用して頂いた場合、事前に調べる内容や、参考にしておくべきサイトや書籍などはありますか?』と質問したのですが、教えていただいたサイトは僕もよく利用していたのです。
それを言うと面接官の方も喜んでいただいて、一気に盛り上がりました。相手からの趣味関する質問でも、自転車という共通の話題で盛り上がっていたこともあり、逆質問でも面接官の方との共通点を見つけられました。
無事に内定を頂けましたが、この点がよかったのかはわかりません。それでも、距離が縮まったのは確かだと思います」
質問対策はこれでバッチリ!転職の面接におけるノウハウも大公開
就職活動や転職の面接に挑む際には、内容や質問が最も重要です。ただし、それは基本的なマナーがすべてできていることが前提条件です。身だしなみや話し方も非常に重要になってきます。
一次面接はもちろん、役員面接・最終面接ではより重要になってきます。いくら質問や逆質問の対策をしっかり準備しても、そこに至る前の段階でNGとなってしまっては、就活をするうえで元も子もありませんからね。