【人生の岐路】高校・大学・就職の進路はどう決める?メリット&デメリットをまとめてみた

大学を卒業しても人生が安定しているわけではない。
学んだことを仕事に活かせるのは、ほんの一部だ。

果たして、、大学へ行く必要はあるのだろうか?
ここ数年、そう考える人が増えているそうです。

この記事では、高卒公務員の父と院卒の妹弟を持つ大卒の私が、
高校卒業後の進路として、就職と大学進学のどちらがいいのか?そのメリット&デメリットについて、私が感じることをお届けします。

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高校卒業後、進学と就職のどちらがいい?

私が卒業した高校は、学年の2割ほどがいわゆる「名門」と呼ばれる大学に進み、
約4割がそれ以外の国公立大へ、2割が専門学校、2割が地方の私立、残り1割が就職するという進路を選びます。

私の父も同じ高校でしたし、
妹弟も同じ高校を出ています。

父は成績が良かったにも関わらず、公務員に就職。
私は幸い、一般的に「名門」と呼ばれる大学へ進学することができ、
妹弟は私よりもレベルの高い大学、さらには院まで進みました。

その一方で、かつての友人たちの中には、
それ以外の国公立大や専門学校などに進んだ人や就職した人も居ます。

名門大学に進学した人、
そうでない大学・専門に進学した人、
進学せず就職した人、

少ない人数ながらも、それぞれの今を知っている私が思うのは、
偏差値が60以上の大学(学部)に進めるなら、絶対に進学したほうが良い
ということです。

それ以下の場合、
偏差値55~60未満なら進学も良いでしょうが、”絶対” とは言えません。

そして失礼ですが、、
偏差値が50に満たない大学しか選べないのであれば、
よほど学びたいこと・身につけたいことが無い限り、
進学しないほうが良いでしょう。

努力もせず入ることができる大学・専門へ、なんの目標も持たずに進学するのは、
正直、お金の無駄です。

もし
「目標は無いけれど進学したい」
と思っているのであれば、
1年浪人してでも、偏差値60以上の大学を目指してみてください。

なぜ進学したほうが良いのか?

『偏差値が60以上の大学(学部)に進めるなら、絶対に進学したほうが良い』

私がそう考える理由は、
・合格するまでの経験
・進学先で出会える人
の2つがあるからです。

「大学の肩書が就職に有利になる」
というメリットもありますが、
あくまで就職や転職での足切りをクリアできるという程度ですし、
実際の仕事に卒業した大学なんて関係ないため、私は特に重要視していません。

ただ、
“合格するまでの経験” と “大学で出会える人” については別で、
この2つは、あなたにとって一生モノの資産になっていくものです。

合格するまでに身につくこと。

1つ、確認してみてください。

あなたは、大学受験の勉強をどのようなものだと考えていますか?

大学に入る入試をクリアするもの?
大学で学ぶことの前提知識?
それとも、
やりたくないけれど、やらなきゃいけないもの?

まあ、いずれも半分正解です。

残りの半分は、
以前、『勉強する意味とは?』の記事でも書きましたが、
“大人になってから人生の道を切り開く鍵になるもの” です。

私たちの世界は全て、中学・高校で学んだことの延長に成り立っているのですが、
大学受験の勉強というのが、まさにその集大成なんですね。

ここで学んだことをベースに、
あなたの人生は作られます。

それは単なる勉強の知識だけではなく、
行きたい志望校と勉強することを決める決断力や、
限られた期間の中で最高の結果を出すためのスケジューリング能力、
点数を上げるためには「どこがダメで、どうしたらいいのか?」を特定する分析力・論理的思考能力、

そして1日10時間以上の受験勉強を続ける集中力や忍耐力、
その精神状態を維持するためのメンタルマネジメント能力なども含まれます。

大学受験はツラい。
振り返ってみれば「楽しかった」という感想も出るかもしれませんが、
その最中はツラいんです。

しかし、それを自分の力で乗り越える。

本気で努力する大学受験を経験することで、
自分で困難を乗り越えた実績と、
企業や人に依存しない、一人で生きていく力を身につけることができます。

一緒にいる人によって、成長率が変わる。

また、私はスキーというスポーツを通して色んな大学の学生とつながりがあったのですが、
所属する大学ごとに個人の差がありました。

具体的には、他大メンバーと合同でイベントを企画・運営するときに実感したことなのですが、
偏差値の高い大学の学生のほうが、そうでない学生に比べて、
知識の量、頭の回転の速さ、行動力、思考の深さなどの個人の能力が高かったんです。

「人は人によって磨かれる」
という言葉があるように、
同じ時間を過ごす人によって、その人の学生時代における成長度合いが変わります。

そして大学は、
同じような努力を経験し、
同じくらいの知識と能力を身につけた人が集まる場所。

どうせ同じ時間を過ごすなら、
より高め合える人と過ごしたいですよね。

そして、大学時代の付き合いは一生モノ。

仕事をするようになって知ったのですが、
大学時代の繋がりはとても貴重なんですね。

新しい仕事に繋がることもあれば、
新しい生き方の発見に繋がることもある。

また、
困った時の助けになることもあります。

「人生をより豊かにしていきたい」
そう思うのであれば、大学へは進学するべきですし、
より上の大学を目指すことをオススメします。

「進学して良かった」
と思うことはあっても、
後悔することはないはずです。

高卒後、進学or就職のメリット&デメリット

以上、高校卒業後、就職と大学進学のどちらがいいのか?ということに関する私の意見をお届けしました。

最後に、
私が父や妹弟、高校時代の友人、大学時代の友人の今を見て感じる、
高卒後に進学した場合のメリット・デメリット、
高卒後に就職した場合のメリット・デメリットを簡単にまとめます。

高卒後、進学した場合。

■メリット
専門知識を学べる
自分よりとんでもなく能力の高い人と出会うことができる
卒業後、就職活動で有利になる
自由な時間が多いため、色々な将来の道を模索することができる
自分で全てを決められるため、自由な生活ができる
色んな人が集まるため、視野が広がる
一人暮らしの場合、生活力が身に付き、色々なことが一人で出来るようになる
デメリット
お金がかかる(文系かつ一人暮らしで4年間1000万ほど、理系なら2~5倍)
サークルや部活などの交友関係でもお金がかかる
結局は自分から行動しないと、何も変わらない(大学デビューを恐れるな)
遊びほうけてバカになる人もいる
出身大学によるコンプレックスをこじらせて、おかしくなる人もいる
大卒という立場に変なプライドを持ってしまい、他人を見下す人もいる

高卒後、就職した場合。

■メリット
進学のお金がかからない
早くから収入を得られる
若いうちに結婚できる
早くに社会に慣れることができる
学生に比べて自由に使えるお金が多い

■デメリット
就職先が限られる
就職・転職時に足切りの対象になることがある
大学生が羨ましく思うことがある
会社によっては後から入った大卒後輩に抜かれ、絶対に追いつくことができない
大卒よりも給料が低いことがザラにある
大卒の人に対して卑屈になる人もいる

こんな感じです。
進学か就職か悩んでる人は、参考にしてみてください。

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